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| クリエイティブ・キッズ・ニュース CREATIVE KIDS NEWS Vol.1 |
| ダイアン・ドッジからの推薦状
アメリカ幼児教育界で多くの支持を得る『クリエイティブ・カリキュラム』の著者であり、ティーチング・ストラテジィズ社の代表、ダイアン・ドッジ女史からのメッセージをご紹介します。
日本を訪ね、私どもの『クリエイティブ・カリキュラム』に基づいたラーニングネットワークのチャイルドケア・プログラムの数々を知ることができ、とても光栄に思っています。このようなクリエイティブなプログラムを享受している子どもたちと家族の皆様は、実に恵まれているといえるのではないでしょうか。 大脳生理学の最新研究で、子どもたちの発達と学習において、幼児期がとても重要だということが確認されました。0才から5才までの間は、生涯のうちで最も発達の著しい時期です。この時期に、生涯にわたっての学習の基礎が固まるからです。またこの時期は、積極的に人と接したり、怒りをコントロールしたり、人の感情を理解したり、コミュニケーションをとったりする力、「エモーショナル・インテリジェンス」の基礎を築く上でも、決定的に重要です。はじめてスクール(保育園、幼稚園、小学校等)に通い始めたときに体験する出来事の数々がポジティブなものであれば、子どもたちは学習者としての自分に対して自信を膨らませます。 ラーニングネットワークで日々提供される環境とアクティビティは、まさに小さな子どもたちに必要 ●ミュージック&ムーブメント このような多彩な体験を次々に子どもたちに提供しているラーニングネットワークのプログラムは、 ダイアン・トリスター・ドッジ Diane Trister Dodge |
| クリエイティブ・キッズニュース CREATIVE KIDS NEWS Vol.2 |
| 昔むかし − チャイルドケアの寓話
NAEYC(全米幼児教育協会)発行の会員誌に、チャイルドケアの誕生にまつわる興味深いコラムが掲載されていたのでご紹介します。尚、ここでいうデイケアとは日本の保育園または託児所にあたり、ベビーシッターは保母となります。プリスクールは、幼稚園もしくは幼児教室に該当します。 昔むかし、デイケアという名前の男の子がいました。デイケアのお父さんとお母さんはデイケアをとても愛していましたが、両親ともに働いていたので、デイケアは、面倒見のよいベビーシッターのもとで、1日のほとんどの時間を他の子どもたちと遊んで過ごしました。通りをへだてた向かいに住むプリスクールという女の子は、毎日をお母さんと一緒に過ごしていました。プリスクールのお母さんは、「学校」に備えて、「自分の名前が書けるようにならなくちゃ。アルファベットや数、色や形を覚えなくちゃ」と考え、プリスクールは午前中のクラスに通うようになりました。プリスクールのお母さんは、「遊んでいるばかりじゃ、必要なことは学べない」と、デイケアのお母さんに対して密かに優越感を抱いていました。 2人が同じ学校に行くようになると、デイケアの想像力や好奇心、言葉のスキルや集中力、そして人としてのスキルが、いろいろなことを学ぶのにとても役に立ちました。それは、デイケアがベビーシッターのもとで友達と遊んでいる間に育まれたものでした。また、プリスクールはたくさんの知識を持っていて、試験の成績も優秀でした。なぜなら、試験の問題は、彼女が「習った」ことばかりだったからです。その頃、子供たちの学習方法についての研究が進められた結果、学校や人生で成功するためには、遊びが極めて重要だということが分かりました。また、論理的な学習も必要だという結果も出ました。子供たちは、持って生まれた好奇心や熱意をより生産的な学習に向けられるよう、自分でコントロールしなければならないからです。 やがて2人は結婚し、2人の間に生まれた子どもは、チャイルドケアと名付けられました。デイケアとプリスクールを両親に持ったチャイルドケアは、彼にいちばん「適した=appropriate」方法で学ぶことができるようになりました。彼が本来持っている学習への意欲を伸ばす環境と、年齢に合った学習の機会をいつでも与えられるようになったからです。チャイルドケアも他の小さな子どもたちもそれぞれ個性的で、みんな違った方法で学んでいるのです。小さな子どもたちはミニチュアの大人でもミニチュアの小学生でもありません。 デイケアとプリスクールの結婚は、素晴らしい結果をもたらしました。例えばチャイルドケアが生まれたように。世界中のコミュニティで、チャイルドケアのようなものが生まれたら、子どもたちやその家族も、みんな幸せに暮らせるようになるでしょう。 この寓話の教訓:幼い子どもたちがいかにして学ぶのか、また適切な発達をするためには何が必要なのかということを理解し、子どもたちそれぞれのニーズに応えるような、そして、本当に「適した」プログラムを提供することが、私たちの責任なのです。 『Young Children - September 1997』(Patricia W.Earnest)より抜粋 |